老犬の命に関わる熱中症!症状、応急処置、予防策など

年々夏の暑さがきびしくなっている中で、ドッグオーナーが
気をつけなければならないのが犬の熱中症です。

とくに体力が落ちた老犬の熱中症には要注意。

命に直接関わりますから。


ここでは老犬の熱中症対策をまとめました。

症状、熱中症の処置、予防や対策などを解説します。

犬の熱中症はなぜ起こる?犬はとっても暑さに弱い!

犬は人間とちがい、汗をかいて体温を下げません。
ハーハーと口で呼吸をすることで体温を下げます。

口の呼吸だけで体温を下げるのは効率的ではありません。
また全身を被毛でおおわれているので、暑さには弱いのです。

人間にはちょっと暑いかな、と感じる気温でも犬には
大きな負担となってしまいます。

犬種や個体差がありますが、まわりの温度が25℃を超えると
熱中症のリスクがグッと高まります。

こまめに愛犬の様子を見て、早めに対策をしてあげてくださいね。

こんな症状は要注意!犬の熱中症の症状とは?

  • ハーハーと速い呼吸をし始める
  • ぼーっとして元気がなくなる
  • よだれをたくさん流す
  • 口の中や目の粘膜が充血する
  • 吐く
  • ぐったりして起き上がれなくなる
  • 意識を失う
  • けいれんを起こす

下にいくほど症状がひどくなります。

熱中症はあっという間に起こります。
まずは予防、そして早めの対策をしてあげましょう。

老犬は暑さを感じにくい!早め早めの対策を!!

犬は高齢期に入るとヒトと同様、暑さに対する感覚が鈍ります。

また若いころならハーハーと激しく呼吸することで体温を
調節できたのが、肺や心臓が衰えた老犬にとって、激しく
呼吸すること自体が大きな負担になってしまいます。

暑い季節は老犬にはより一層配慮をする必要があるのです。

犬種により差はありますが、小型犬、中型犬は10歳くらい、
大型犬の場合8歳くらいから高齢期に入ります。


ひとつの目安として、愛犬が8歳を過ぎたら
早めの暑さ対策をすることをオススメします。

熱中症の症状に気が付いたときどうする!?

熱中症はあっという間に起こり、症状が重症化します。
治療が遅くなると助かる可能性が小さくなります。

応急処置として犬の体をすぐに冷やしてあげましょう。

日陰や涼しい場所に運び、体温が39℃になるまで
流水をかけてあげてください。

氷水やアイスパックでは体の表面しか冷えず、
内部の温度を下げることができないので効果がありません。

水が飲める状態だったら飲ませてあげましょう。

その後すぐに病院に連れていってあげましょう。
その際事前に動物病院に連絡をしておくと、治癒率が上がります。

老犬の熱中症予防法!飼い主としてできること

ここから老犬の熱中症の予防法をご紹介します。

老犬は温度に対する感覚が鈍り、体力、免疫力も
若いころよりかなり落ちています。

早め早めの対策を心がけましょう。

室内の温度設定はこの温度を目安に!

家の中で熱中症にかかるワンちゃんが非常に多いです。
室内の温度には十分注意してあげましょう。

 暑い季節の空調の温度は25℃を目安とします。

人が夏エアコンを使う場合、28℃が適温と言われていますが、
それより低めの温度にします。

犬はまわりの温度が25℃を超えると熱中症にかかりやすくなるからです。

ただし愛犬の様子を見て、25℃でも暑さを感じている
ようなら、もう少し温度を下げてもいいでしょう。

しっかりと水分補給!

老犬になると積極的に水を飲まない子が増えます。
のどの渇きにも鈍感になります。

すると体の水分が不足しがちになります。
しっかりと水分補給をさせてあげましょう。

あまり水を飲まない老犬には

  • 犬用粉ミルクやヨーグルト水(ホエイ)で水に味をつける
  • フードをぬるま湯でふやかす
  • 水分の多いフルーツや野菜を食べさせる

などの工夫をして、水分補給を手伝ってあげましょう。

なお老犬の水分補給について以下のページで詳しく解説しています。

>>>老犬が水を飲みません!?試したい水分補給の方法とは?

室外飼育の場合

室外飼育の場合、暑い季節だけでも家の中に入れるのが
理想ですが、むずかしいご家庭もあるでしょう。

その場合は日陰を作る、風通しをよくするなどの
工夫をしてあげてください。

またいつでも新鮮な水を飲めるように用意してあげましょう。

運動不足解消に役立つ散歩はすずしい時間帯に!

高齢期になると、若いころにくらべ散歩に
行きたがらない場合もあります。

しかし外に出て太陽の光を浴びて、季節の空気を
感じながら歩くことは運動不足の解消、

さらには老化防止に役立ちます。


ただし夏の散歩はすずしい時間帯に。

目安としてはアスファルトに手を当てて熱くない!
と感じたらOKです。

関節炎などで歩けない老犬は、小型犬なら抱っこ、
大型犬ならカートなどに乗せて、家の周りを
歩くだけでも、心と体にいい刺激を与えることができます。

関連記事:老犬、高齢犬の運動不足解消法!適度に歩いて若さを保つ!

エンジンをかけず車内に放置はNG!

車で出かける場合、エンジンを切った車内に犬を
放置することは危険です。

常にエアコンをつけて、暑さから守ってあげましょう。

まとめ

ここまで老犬の熱中症対策を解説しました。

老犬に限らず、犬の健康管理で大切なのは、
常に犬の様子をつぶさに観察することです。

そうすることで愛犬の健康を守ることができます。

夏は楽しい思い出をたくさん作れる季節です。

人も犬もしっかり健康管理して、いい夏を過ごしていきましょう。