新しいボランティア「ヘアードネーション」って何?

今、髪の毛を切るだけでできる

ボランティアが注目されている。

hairdonation

その髪は小児がんなどの治療や無毛症などで

髪を失った子どもたちのウイッグ(かつら)の

原料として役立てられるという。

 

特にがんの治療につきものなのが

副作用の抜け毛である。

 

これが思春期頃の女の子にとっては

苦痛なのだ。

そんな女の子たちにとって、ウイッグというのは

救世主である。

 

人毛のウイッグは見た目が自然で、

結んだり、巻いたりできるのが大きな特徴だが、

市販品は数十万円とかなり高価なのだ。

 

そのため、小さくなったウイッグを何年も使い続けている

という子もいるようだ。

 

そんな中、大阪市北区の

NPO法人「ジャーダック」

ウイッグの制作と提供をしているという。

 

そのしくみは賛同美容室が髪を提供してくれる

ドナーを対象にしたサービスと

ウイッグを希望するドナーの方への

採寸やカットなどに対応してくれる

サービスを行っており、

髪を提供するドナーとウイッグを希望するドニーを

つなぐ架け橋となってくれるようだ。

 

賛同美容室でドナーが切った髪を、

ジャーダックに送り、

それをジャーダックが加工して、

賛同美容室がドニーへ提供し、

本人の希望にあわせてカットをするという。

 

ドニーは一切お金がかからないという。

 

送られてきた髪は、長さを選別し、

トリートメント処理と色の統一してから

加工される。

1つのウイッグを作るのに

20人から30人分もの毛髪を使うという。

 

長さは最低でも31センチが必要だが、

長髪を希望する女の子が多いため、

50センチほどの長めの髪が多く必要だという。

 

ジャーダックは平成20年11月から活動を始めたそうだ。

当初はなかなか集まらなかったという。

しかし、東日本大震災を機にボランティアが身近になったからか、

一気に広がり、今では全国の約400の美容室が賛同し、

個人の寄付も含め協力者は13000人にも上るそうだ。

 

髪と一緒に同封された手紙には、

かつて病気治療で髪が抜けたが、完治し、

自分の髪を同じような子の役に立てたいという子や

身内が病気治療中だという人などからの

様々な気持ちが綴られているという。

 

今までにウイッグを受け取ったのは、

小児がんや無毛症、事故などで毛髪を失った

47人の子どもたち。

12月初旬の時点で26人が待機中である。

 

現在の待ち時間は半年から1年だという。

時間がかかるのは、どうしても需要の多い、

長い髪が不足していることと、

美容師が本業の傍ら行っているため、

人手不足ということが大きなネックとなっている。

 

しかし、やはり、がん治療などで辛い思いをしている

女の子にとって、ウイッグで髪を取り戻せるだけで

笑顔を見せることができるというのは

何よりも嬉しいことだろう。

 

気持ちが下を向いているよりも、

明るい気持ちでいるほうが治療の効果も

早く現れるのではないだろうか。

 

アメリカではこうした髪の寄付「ヘアードネーション」が

ボランティアとして根付いている。

日本でももっと広がることを祈りたい。

 

皆さんはヘアードネーションについてどう思いますか?

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