どうしてバターだけが不足!?その理由は?

butter

最近、スーパーからバターが消えているのに

気づいた人は多いだろう。

 

特にお菓子やパン作りをする人にとっては

切実な問題だ。

 

製菓専門店ですら、国産のバターが売り切れている。

あるのは外国産だけだったりする。

 

バターは今、全国的に品薄状態だ。

洋菓子店やパン屋さんはもっと切実だろう。

しかも値段が高騰しているというのだから

たまったものではない。

 

しかし・・・同じ原料から作られる

チーズやバター、もちろん牛乳も

普通に棚に並んでいる。

 

どうしてバターだけがスーパーから消えてしまったのか。

 

①乳製品の需給調整

一番の原因は国内の生乳生産量の減少だ。

2013年度の国内生乳生産量は

前年比、2.1%減で

2014年度上期(4~9月)には前年同期比で

2.5%減だったそうだ。

 

国内で生産された生乳の半分は

牛乳となるらしい。

それは牛乳は保存性がない上に、

不可欠な飲料なため、最優先で確保される。

 

牛乳の需要が満たされた上で、

生クリーム、チーズを確保し、

一番保存が利くバターや脱脂粉乳が

後回しとなるのである。

 

バターと脱脂粉乳に回された生乳は

前年比、8.8%も減らされている。

生乳自体は2.5%減だというのに・・・。

不思議だ。

 

②猛暑

そして生乳が減少した原因は昨夏の猛暑だという。

暑さで乳牛の免疫低下し、

乳房炎になる牛が多かったようだ。

 

抗生物質を投与したため、

しばらくの間生乳を

出荷できないという状態だったという。

 

体力が落ちた牛は種付けがうまくいかないため、

猛暑の影響は1年以上引きずることが多いらしい。

 

③酪農家が減っている

そのうえ、酪農家がどんどん減っているのも

原因のひとつでもある。

 

それは、円安で餌が値上がりしている、

しかし、牛乳の値段はほとんど上がらない。

 

最近は大手スーパーなどが価格決定の

主導権を握っているらしい。

牛乳は安売りの目玉商品となることが多いため、

それが値崩れの原因となる。

 

外国では市場価格とコストの差額を

政府が補填するなどで成り立っている。

 

日本にはそういった制度がないため、

酪農家はかなり厳しいのだ。

 

④TPP

今問題となっているTPPだが、

乳製品も大きく関わっている。

TPP参加でバターの輸入が自由化されると

国内市場のうち85%が輸入品になるという。

ますます酪農家は打撃を受ける。

 

⑤輸入の加減

現在は国内の酪農家を守るため、

バターなどに高い関税をかけているが、

輸入量を管理しているが、このさじ加減が難しく、

バターの不足を見込んで緊急輸入しても

結局、見込みがはずれ、余ってしまうこともある。

 

こういった原因が折り重なり、

酪農家は今危機を迎えている。

 

国がもう少し補助しなければ、

酪農家はさらに減っていくだろう。

 

とりあえず、TPPへの参加だけは絶対に

避けてほしい。

 

バターの不足はTPPにまでつながっている。

TPPを人ごとだと思ってしまいがちだが、

日本の農家を守るために反対しなければならない。

 

これからの季節、クリスマスケーキの価格にも

影響が出そうだ。

バター不足が物語る日本の危機。

あなたはどう思いますか?

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