「アイス・バケツ・チャレンジ」の本当の意味

筋萎縮性側索硬化症という病気をご存知だろうか。

 

略称ALSと呼ばれるそれは、

手足や喉、舌の筋肉や、呼吸に必要な筋肉の力が低下していく

神経変性疾患であり、

運動ニューロン病の一種で、

極めて進行の速い病気である。

いくつかの説はあるものの、

はっきりとした原因は分かっておらず、

治癒のための有効な治療法が確立されていない難病の一種だ。

 

年間に人口10万人あたり約1~2.5人程度が発症するとされ、

その割合は男性が女性の2倍ほどを占める。

 

この難病をを広く知らせようと、アメリカで支援運動が始まった。

それが「アイス・バケツ・チャレンジ」だ。

 

「アイス・バケツ・チャレンジ」とは、

バケツに入った氷水を頭からかぶる様子を撮影し、

フェイスブックなどの交流サイトで公開する、

あるいは100ドルをALS支援団体に寄付する

あるいはその両方を行う

のいずれかを選択する。

そして、次にやってもらいたい人物3名を指名し、

指名された人物は

24時間以内にいずれかの方法を選択するというものだ。

 

この「アイス・バケツ・チャレンジ」が先日日本にも上陸し、話題となっている。

氷水

 

 

日本では「アイス・バケット・チャレンジ」とも呼ばれ

早くも多くの芸能人たちが氷水をかぶるパフォーマンスを見せている。

アーティストから芸人、各界の著名人まで続々と広がりを見せ、

その効果もあって、ALSの知名度はあがりつつある。

 

ものすごい勢いで広まっているこのチャリティー活動だが、

注意しなくてはならないのが、強制ではない、ということ。

 

指名を受けたからといって、

そのいずれかを必ずしも実行する必要はないのだ。

 

昔流行した「不幸の手紙」のように、

恐怖心と罪悪感を残すような結果をもたらしてはいけないと

警鐘を鳴らす者もいる。

 

もちろん、この病気のことを知ってもらうことは非常に重要だ。

寄付ももちろん治療に役立つものとなるだろう。

だからこそ、

何を目的で行っているのか

もう一度改めて考える必要があるのではないだろうか。

 

現に、

その病気で苦しんでいる人たちが

いるのだから

 

 

 

 

 

日本ALS協会は寄付等に対し、大変ありがたいとしながら

「強制ではありません。くれぐれも無理はしないようにお願いします。」

と呼びかけている。

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