地震だけが原因じゃない!高さ524メートルの大津波の原因とは?

Vajont

 

大津波と聞くと、日本人なら誰でも

2011年の東日本大震災を思い出すことでしょう。

世界的には2004年のスマトラ沖地震のほうが

知られているかもしれません。

 

スマトラ沖を震源とするM9.3の巨大地震により、震源地近くの

インドネシアのみならず、インド洋沿岸の国々にも大津波が押し寄せました

死者22万人という被害の大きさは有史以降最悪のものです。

この地震の影響で、地球の地軸がおよそ約2cmずれ、地球の自転速度に

影響を与えたとも言われています。

 

さて、この大津波は何も地震だけが引き起こすものではありません。

 

昨年11月から火山活動により急成長した小笠原諸島の西之島に、

このまま溶岩が流れ続けると、急な円錐形に成長した火口の一部が不安定になり、

崩壊する可能性が出てきたと、東大地震研究所が明らかにしました。

 

崩壊した部分が海に流れ込み、約130km東の父島に

津波が到達する恐れもあるといいます。

シミュレーションでは父島に17~19分で津波の第1波が到達し、

高さは0.5~1メートル超になるとの結果が出ました。

 

父島は小笠原諸島の中心的な島で、約2000人が住んでいます。

西之島は現在、常時監視は行われていません。

 

この崩れた山が海や湖になだれ込んで起こる津波は、

実は地震で起こる津波よりも、波が大きくなる傾向があります。

 

紀元前1628年ごろに起きたミノア噴火では、

地中海に90メートルの津波を引き起こした記録が残っています。

この津波は、有名な「海が割れる伝説」の元になったとも伝えられています。

 

1958年にはアラスカのリツヤ湾において、

地震によって大規模な山崩れが発生し、

対岸に524メートルに達する津波が押し寄せました。

 

山崩れによる津波は、海だけで起こるわけではありません。

1963年、イタリアのバイオントダム

大雨によって大規模な土砂崩れが流れ込みました。

そして、ダムの水が津波となって対岸を駆けあがり、

そのままダムの壁を100メートルも乗り越えて、ダムの下にあった集落を直撃。

この津波により、下流の集落は壊滅し、2000人以上の犠牲者を出しました。

 

日本のダムも地質が脆弱なことから、

同様の被害が起こり得ると指摘されています。

大雨の被害が相次いでいる日本。

「海からの津波」同様、「山の中の津波」にも警戒が必要に

なってきているのではないでしょうか。

 

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