タイの邦人所有マンションで見つかった、9人の乳幼児たち

8月5日、タイの首都バンコクの中心部にあるコンドミニアムで、
生後2週間から2歳までの乳幼児9人が見つかりました。
子供の数が増えて泣き声などの騒音から、住人が通報したことにより
事件が発覚しました。

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部屋の持ち主は日本人男性で、子供たちは3戸に分かれて暮らしており、
子供1人につきベビーシッターが1人ずつついていたことから、
住民に不審に思われたようです。
子供たちの健康状態は良好で、全員バンコク近郊の施設に保護されました。

男性の弁護士によると、男性は非常に裕福で、
事業の後継者として子供が必要であることから、代理母に出産を依頼
人身売買目的については否定しました。

男性は9人の代理母に対し、合計で約70万バーツ(約220万円)を支払っており、
子供たちと一緒にいた妊娠中の女性も、
20万バーツ(約63万円)を報酬として受け取ったと話しています。
男性はすでにタイからは出国していますが、記録によると過去2年間
65回もタイに入国した記録が残っていることから、
頻繁にタイを訪れて子供たちを養育していた可能性があります。

警察は不可解な点が多いとして、子供と父親のDNA鑑定を行い親子関係を調べ、
人身売買などの犯罪と関係がないか捜査していく方針です。
タイでは臓器売買目的の子供の誘拐がとても多いのです。

タイでは先日、オーストラリア人夫婦がタイ人女性に
代理出産させた双子のうちの一人に障害があることから、
引き取りを拒否したというニュースが流れたばかりですが、
今回もタイで婚姻関係のない複数の女性に、報酬を払って子供を産ませています。
なぜタイなのでしょうか。

タイには代理出産を禁じる法律がありません。
しかし、商業目的での代理出産は認められていません。
でもそれは表向きであり、現実にはブローカーを仲介して
多くの商業目的の代理出産が行われています。

タイの医療制度はレベルが高く、世界でもトップクラスの
体外受精を行なうセンターやクリニックがバンコク周辺に集まっていることや、
欧米に比べ費用が半分近くに抑えられることから、
近年タイでの不妊治療、代理出産が増加してきているのです。

弁護士によると男性は、養育費に毎月20万バーツ(約63万円)をかけ
子供たちを大切にしていた、と説明していますが、子供たちは出生届もなく、
また住んでいた部屋には家具などもほとんどなかったそうです。

弁護士の説明通り、この子供たちが男性の子供だとしても、
出産した母親が誰なのかもわからず、父親はたまに様子を見に来るだけ。
いくらベビーシッターがついていたとはいえ、そんな環境に子供たちを置いておいて、
果たしてこれで子供を大切にしていたと言えるのでしょうか?
男性は本当に、子供たちを自分の後継者に育てるつもりがあったのでしょうか?

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