「人を殺してみたい」を止める方法はあるのか?

長崎県佐世保市で7月28日に発生した高1女子殺人事件では、
被害者の同級生が加害者として逮捕されたことで世間に衝撃を与えました。

被害者は7月26日、友達の家に遊びに行くといって出かけ、そのまま行方が分からなくなりました。
帰宅しない女子生徒を心配し、家族が捜索願を出して事件が発覚します。
その後、27日未明に遊びに行くと伝えていた
一人暮らしをしている同級生の部屋で遺体が発見されます。
遺体は仰向けの状態で頭部と左手首が切断されており、
近くには切断に使った刃物や工具も置いてありました。

逮捕された少女と殺害された女子生徒は中学校でもクラスメイトで仲が良く、
二人の間にはトラブルはなかったと言われています。

また、少女は女子生徒を殺害した理由を「人を殺してみたかった」としています。
一方で、「誰でもよかった」と述べていることや、
小学生時代に給食に異物を混入、小動物の解体、
今年3月には父親を金属バッドで殴り怪我をさせた過去などが明らかになってきています。

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この事件で思い出されるのは1997年に発生した
神戸連続児童殺傷事件の犯人である「酒鬼薔薇聖斗」です。

この事件は、当時14歳の少年が複数の児童を殺傷し、
最後に小学生の男の子の首を切って中学校の門の前に置いていたというもの。
殺人動機は、今回と同じく「人殺しをしてみたかった」という
自分勝手きわまりない理由でした。

この時の少年法では、14歳という年齢から少年は医療少年院に収容し、
7年余りで退院して現在は社会復帰をしています。
しかし、犯行があまりに残忍であることからこの事件をきっかけに少年法が見直されています。
元々、罪を犯した子供の保護と立ち直りに重点を置いたものでしたが、
現在は刑事罰の対象が16歳以上から14歳以上に引き下げられました。
また、少年院送致の下限も、14歳から「おおむね12歳」に
引き下げられるという風に改正され、厳罰化が進んでいます。

そうは言っても、佐世保の加害者は大人と同じ基準で裁かれることはありませんし、
大人と同じ重さの刑を受けることはありません。

人間関係などからの殺人事件ではなく、
「人を殺してみたい」という欲望で起こる殺人事件。
少年法を厳罰化していくことは、
子供たちの心のストッパーとなり得るものなのでしょうか?

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